2022-02-01

【社員インタビュー】

INTERVIEW

 【社員INTERVIEW】

デジタルマーケティング営業部門
Fan
2020年中途入社


取材協力・interviewer:Zac(PR部門)

 

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―スタ―トアジア入社の経緯

Zac:簡単に自己紹介をお願いします。
Fan:現在、入社して一年半が経ちました。スタートアジアではWeb広告営業職として、日本のスキンケア商品メーカ―である通販クライアント様を担当しています。
スタ―トアジアに入る前は、日本の大学院を卒業した後、日本で就活し、PR・広報の企業で二年間仕事をしました。台湾にUターン転職する際には、日本語力だけでなく、今まで培った経験やスキルを活かして、PRや広告業界で働きたいと考え、日系企業のスタ―トアジアを選びました。
 
―Web広告営業の仕事に必要な能力とは

Zac:仕事をする上で、日本語は必須ですか?
Fan:Web広告営業の場合、日本のクライアント様を担当するので、ビジネスレベルの日本語は必須です。
Zac:入社して一年半が経ちますが、後輩もでき、皆さんに共有できることは?
Fan:Web広告営業は特殊な仕事だと思っています。特にコミュニケーション力は重要なスキルです。話を上手に進めることではなく、言うべきことはたとえくだらないと思われても、きちんと伝えていく必要があります。
Zac:クライアント様たちは、営業が提案した企画に満足いただけていますか?
Fan:もちろん最初からご納得頂けるわけではありません。しかし、営業の仕事はあらゆる方法で、なぜこの提案がクライアント様の事業が台湾で成功し、業績が上がることにつながるのかを伝えます。そして、クライアント様の事業に有益であることを論理的かつ端的にお話しなければなりません。
その上で、クライアント様から検討した結果、企画や提案が通った時には、信頼し、安心して任せて頂けたということに、とても達成感を感じます。
 
―Web営業で鍛えられた論理的思考と数字への鋭さ
 
Zac:クライアント様の意思決定スピードは速いですか?
Fan:お客様にもよりますが、正直なところ、これはみなさんが一般的にイメージする日系企業様に対する印象と似ています。いわゆる日系企業様の承認プロセスは複雑で、1つの物事に対して、何度も報告する必要があります。決裁者であるトップの最終承認を得るのに、時間がかかる印象があります。
Zac:Fanさんは入社する前から既にこのようなコミュニケーション能力を兼ね備えていたのですか?それとも入社後に鍛えられたスキルですか?
Fan:これは私の強みの一つでもあります。前職日本で働いていた際に、媒体社とのやり取りでコミュニケーション力はかなり鍛えられました。そこにSTAに入社後、さらに論理的思考や、事実に基づくデータをもって、コミュニケーションがとれるようになりました。
 
Zac:コミュニケーション能力以外に営業として必要なスキルはありますか?
Fan:「論理的分析力」も営業には必要です。特に数字的なロジックは多くの営業がクリエイティブ素材の投下効果や、クライアント様の事業にどう影響しているかを見る際に必要になります。いくつかの数字の変化を見るだけで、クライアント様の事業課題や次に何をする必要があるのかの打ち手を見出すことができます。
このセンスと[s1] 分析力は営業が養わなければいけない能力の一つ[s2] だと思います。
他にも、営業にとって重要なものに、クライアント様の「目標KPI設定」があります。これは現状に基づいた推論が大切になるため、数字に対する鋭さが必要になります。常に頭の中には数式がある感じ。ある程度、ExcelやGoogleスプレッドシートを使いこなせる基本スキルも必要です。
 
Zac:もしクライアント様が明らかに自分の考えとは異なるマーケテイング戦略を進めようとしていたら、どうしますか?
Fan:まず、クライアント様にとっての私たちは、実際に広告運用を一任されている窓口であり、事業パートナーだと思っています。私たち営業担当は、クライアント様の“現在”と“次のステップ”に何をすべきかをよく理解しています。今の市場にて不可能なことはないと考えているので、貪欲にいろいろな手法を試し、挑戦しています。
 
もし、クライアント様がどうしても試してみたいというものや意見・主張が、私たちが考えるものと違った場合、まずは現状のマーケットの状況を分析し、過去の動きも参考にします。そうして、クライアント様の選択が、自分達の考えとどう違うのか?どちらも否定したり、諦めたりするのではなく、両者の意見を参考に、ABテストで比較したり、スケジュールを調整するなどして、方向性を一致させていきます。大まかにいえば、営業担当は、過去の数字や現状の課題などを把握・分析した上で、明確なロジックがあってこそ、クライアント様に次の方針を提案することができるのです。
 
Zac:難しいけれど、面白そうですね。論理的思考や分析力、コミュニケーション力以外にも必要な要素はありますか?
Fan:営業はこれらのスキルや顧客とのやり取り、レポーティング以外にもチーム全体をリードし、広告運用や制作チームと協力して、一緒に目標を達成するプロマネ力やリーダーシップが必要です。
PMとして、チームの舵を取るような感じで、関わるメンバーに進捗状況と次の計画を共有します。私が一番難しいと思うところは、異なる業務内容の制作ディレクターやデザイナー、広告運用担当と同じ視点に立ち、如何にしてクライアント様の業績に貢献するか、という共通目標を持つことができるかという点ですね。
 
それぞれの立場で真剣だからこそ、時に衝突することもある
 
Zac:仕事の能力的なスキル以外に、精神的タフさのようなスキルは必要ですか?
Fan:営業はクライアント様と会社との架け橋となり、信頼関係を保つことは非常に大切です。信頼関係を構築することや、自分を信頼して任せてくれていると感じられる仕事にはものすごく達成感を感じます。時には、睡眠時間を削ってでも頑張った価値あると思えます(笑)。
 
Zac:反対に、営業としての大変さや苦労はどんなところにありますか?
Fan:営業はフロントとして、結果が良い時にはクライアント様に喜ばれ、褒められます。しかし結果が良くない時にも、クライアント様に報告する必要があり、時にはかなりの勇気が必要になります。
 
Zac:チームやメンバー同士で雰囲気が悪くなってしまうこともありますか?
Fan:私はありませんが、時にはそれぞれの立場があるので、意見が合わず衝突したりすることはあります。今行っている業務の目的や目標が明確に分かっていて、個人的な感情を入れなければ、争いごとは減ると思います。(普段は仲良しですよ。笑)
 
Zac:スタ―トアジアの好きなところを3つ教えてください。
Fan:1つ目は「仕事における自由度が高く、何事も手を上げれば基本的にはやらせてもらえる環境があるところ」。2つ目は、他の代理店を通さず、直接日本のクライアント様とお取引することができるところ。3つ目は、平均年齢も29歳と若めなところも影響してか、上下関係があまりなく、みんな仲が良いところです。
 
スタ―トアジアでこれから一緒に働く仲間へ一言
 
Zac:最後にスタ―トアジアに興味のある方や、今後一緒に働く新入社員への一言やアドバイスがあればお願いします。
Fan:ExcelやPCの基本操作をきちんとマスターしてから来てください(笑)。
Zac:えっ、それだけですか?他には必要ない?
Fan:私が思うに、WEB広告営業は、過去の成功体験や自分のプライドにこだわるよりも、柔軟に変化対応できる人が向いていると思います。というのも、広告業界や市場はは日々変化していて、昨日まで効果があった素材が今日は効果がなくなってしまったり、上半期売れ行きの良かったものが下半期は全然売れなかったりします。このような事が常にあるので、広告営業は常に市場の変化を捉え、自分が今行っていることを調整しなければなりません。クライアントさんにもご指摘を受けることがよくあります。叱られてもあまり気を持っていかれないようにしてください。とにかく、常にこういうことが有りますので。
 
Zac:本日は実経験を交えたお話をありがとうございました!
Fan:みなさん、ぜひWeb広告営業チームへのご応募お待ちしています。
 

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