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2023-12-29
【社員インタビュー】
成功も失敗も共有!現場メンバーが語る広告業界の舞台裏
- INTERVIEW
─リファラル採用編─
インタビュイー:
推薦者 Fan IMD部コンサルタントマネジャー 2020年転職入社(左)
被推薦者 Nita 制作部ディレクター 2022年転職入社(右)
スタートアジア(以下略称、STA)は、「リファラル採用」という人材募集制度があります。正社員もアルバイトも、この制度を通じて、自身の周りで適している人を会社へ推薦できます。今回、リファラル採用で推薦~入社してくれた二人のメンバーに、推薦から応募の背景、入社後の経験についてお話を伺いました。
―まずは、現在の仕事内容を教えてください
Fan:
私はマーケティングコンサルティングチームのプレイングマネージャーとして、現在は4名のメンバーを育成しながら、自分もマーケターとして実務を行っています。クライアント事業の予算計画やプロモーション提案、案件管理や広告効果の確認やレポート作成などを日々行っています。一方、チーム管理では、目標に対する予実管理が主要な部分を占めていますが、その他にも、日々の業務改善やチームの業務の仕組み化、プロセスの最適化を進め、チーム全体の効率、生産性を高めていく役割も担っています。
Nita:
私は制作部のクリエイティブディレクターとして、担当する案件商材に対して市場調査を行い、商品の特徴を分析し、ランディングページやSNS広告素材のアイディア出し、企画、制作ディレクションを行っています。
―お互いの出会いを教えてください?
Fan:
Nitaは弟の大学の同級生で、「日本語が話せて、eコマース会社で企画を担当している友達が仕事で悩んでいる」と彼から聞きました。私も同じようにマーケティングの仕事をしていますし、日本語も好きなので、純粋に、彼女と会って話してみたい、と思ったことが出会いのきっかけです。
Nita:
友達(Fanの弟)がFanについて話すたび、Fanは素晴らしい人だと感じていました。実際に会ってみると、想像通りで、話し方がとてもスマートで、仕事の進め方も整然としており、簡潔で速やかにものごとを進める印象を受けました。
Fan:
Nitaへの最初の印象は「可愛くて静かな女の子」でした(笑)。
会話の中で、彼女は本当に「企画という仕事」に興味を持っていて、自分の改善点を理解し、スキルを向上させたいと思っているのを感じました。ただし、それを磨くことに適した環境だけがないように思いました。STAはダイレクトマーケティングサービスを提供しており、客観的な数字を基にマーケティング戦略を立てます。ちょうど当時、ディレクター職を募集していたので、ここでの仕事は、彼女にとって成長の機会を提供できるかもしれないと思いました。
―実際に推薦を受けて、応募を決意したのはなぜですか?
Nita:
その頃は自分のキャリアについて迷っていました。企画の仕事がとても好きでしたが、その分野でどのように突破していけばいいのか分かりませんでした。以前からSTAのことは知っていましたし、Fanとの話を通じて、さらに同じマーケティング企画でも、数字やデータに基づき、仮設~検証していく面白さや、人の感性だけに依存しない手法など、ダイレクトマーケティングの面白さや魅力を感じました。また、日系企業に憧れている気持ちもありました(笑)。前に用意していた日本語の履歴書も保管していたので、思い切ってチャレンジしてみようと思いました。
客観的な数字に基づくアプローチが、魅力的に思えた背景として、前職の仕事環境が主観的な感覚だけに依存していると感じていたからです。でも、過去を振り返ると、当時の状況には「その理由」があったことを理解できます。ただ当時は、自分の提案が次々に却下され、ネガティブな気持ちに陥ってしまっていたなと、今では冷静に見れるようになりました。
Fan:
えらいですね、そう思えるようになるって素晴らしいことだと思いますし、成長している証だと思います。過去の出来事を乗り越え、自らを振り返り、改善できるところを見つけていくって、大事ですね。
―Fanさんの前職は日本のPR会社でしたよね、台湾へのUターンやSTA入社の決め手を教えてください
Fan:
元から、ずっと日本にとどまる計画は持っていなかったです。ただ、大学院を卒業後、ちょうどやりたい仕事が日本で見つかったので、新卒で某大手PR会社に入社しました。当時、私たちが提供していたサービスは、効果の数値化が難しく、クライアントにどれだけの売上げをもたらしているかを客観的に評価する手段がありませんでした。
そのため、台湾にもどる際に、次の仕事は「デジタル広告の分野×日本語力を活かせる」という二軸で転職活動を行っていました。面接で出会った企業の中で、STAはただ単に人材を募集しているだけでなく、才能やパートナーシップを求めていると感じました。私にとって、好きな仕事よりも、自分を必要としてくれる職場を見つけることの方が、より重要でした。
―入社前後で会社のイメージは変わりましたか?
Nita:
この前、部長との1on1面談(※1)でもちょうど話したところです。以前は台湾企業に勤めていたので、STAの環境や文化はとても新鮮です。最初は敬語の使い方について心配もありましたが、OJTを担当してくれている先輩に、「みんなあなたが台湾人だと知っているから、そこまで緊張しなくても大丈夫だよ」と言われました(笑)。
更に、私のOJTと上長は、本当に太陽のように明るい人達で、あまりの明るさに日焼けしそうなくらいです(笑)。彼らの傍で仕事をすると、自分のエネルギーも知らず知らずに刺激されるんです。
Fan:
STAの環境文化は以前の職場と大きな違いがないため、入社前後で大きな落差はありませんでした。ただし、前の職場のマーケティング分野と現在のものはまったく異なります。以前はデジタル広告に関してまったくの未経験で、言ってしまえばゼロから学び直すことになりましたね。
―マーケティング経験者であるお二人が、STAでの最も困難だと感じたことは何ですか?それをどう乗り越えてきましたか?
Nita:
ここでは数値に基づいたPDCA改善を行いますが、時には何度も改善しても明確な成果が得られないことがあります。最近の状況では、バナーを変更し、ランディングページも十数回変更し、割引も試みましたが、まだ大きな成果が出せていません。現在もまだ試行錯誤しています。自分自身も消費者ですが、目標とする顧客層の心理作用を具体的に知るのは、本当に難しいことだと感じますね。
Fan:
WEB広告チームの業務範囲は非常に広く、多くの知識が必要です。デジタル広告、お客様の事業計画、コスト計算、価格設定、在庫管理など、全てを短時間で学ぶのは難しいです。問題が発生した時に学ぶこともあります。そして、学んだことがすぐに実践できるわけではなく、実際の運用はさらに一層の難しさがあります。
でも、これが私の望んでいるものでもあるので、コントロールフリークの一面があるかもしれませんね(笑)。一つの物事に対する理解において、私は部分的な知識しか持たないと不安を感じるタイプです。全体的な理解を望んでいるし、その領域が広がるほど、私にとっては非常に面白く、挑戦的だと感じます。
―仕事上で、限界を感じた瞬間はありますか?
Fan:
実は、だいぶ前に担当していた案件の話になりますが、1か月で1件も注文が来ないということがありました。その30日間、私は多くの方法を試みました。クライアントと何度も話し合い、オファー設定やランディングページも変更しましたが、注文はまったくあ、り、ま、せ、ん、でした(笑)。その時は相当辛かったですが、本当に全力を尽くしたので、納得して次に進むことができました。
―STAでの仕事を通して、得た気づきや学びがあれば教えてください
Nita:
スケジュールを計画する部分です。以前は頭とメモで記録していましたが、現在は自分とデザイナーのスケジュールを明確に協力表に計画し、各案件をよりスムーズに進められるようにしています。Googleカレンダーとも連動させていますが、これはSTAに入社してから実質的に活用し始めたことではありますが、今ではものすごく大事だと思っています。
Fan:
多くの知識、スキル、実践経験を積ませてもらっています。デジタル広告だけでなく、ブランド全体の台湾での事業計画なども学びました。もう一つは論理的な思考力で、これは入社後に大きく成長したと感じています。課題に直面した時、根本的な問題や目標は何かを深く考えるようになりました。思考力を上げられた要因は、ここで担当する業務が広範で、責任も大きく、お客様と対峙すること、課題解決に向けて、全体的に取り組む必要があるからかもしれません。
―今後、お二人が目指す姿や目標があれば教えてください。
Nita:
一つのブランドを、複数のマーケティングチャネルに投下する場合、違った視点や手法が必要です。今はウェブ広告の企画をメインで担当していますが、この分野に精通した後は、他のマーケティングチャネルの企画、PRやCRM(顧客関係管理)にも挑戦したいと考えています。
Fan:
マネージャーに昇進してから1年が経ちました。管理職としての仕事を自分が納得できる程度にしたいと思っています。チームの業績管理や仕組化など、まだ成長の余地があります。具体的な目標としては、「管理職MVP」を受賞して、周りからも認めてもらえるようになれると、嬉しいなと思いますね。
―最後に、広告マーケティング業界に就職・転職を考えている候補者たちに、一言メッセージをお願いします。
Nita:
「企画の仕事」においては、多くのアイデアを考え出し、ものを創り出すことが好きなら、やってみる価値があると思います。これは業界や職種に限ったことではありませんが、成功や失敗に執着し過ぎないことだと思います。それよりも、自分の目の前の仕事に、全力で取り組むことがより重要だと思います。
Fan:
広告業界はストレスフルな環境と言われています。そんな環境でも長く続ける秘訣は、自分自身の成長とチームへの貢献にフォーカスすることです。広告業界はスピード感があって、ハードワークですが、受け身になるのではなく、自分から積極的に行動を起こしていけるような方は、きっとその面白さや魅力にハマると思います。
ーありがとうございました。
今後のご活躍も期待しております。
※1 1on1:週次や隔週で行われる定期的な上長との対話型面談です。
※2 OJT:「On-the-Job Training」の略で、新入社員に対する職場での実地訓練を指します。
<本件に関するお問い合わせ>
会社名:亞星通股份有限公司(STAR TO ASIA CO.,LTD)
所在地:台北市松山區八德路3段36號13樓
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